【もくログVol.27】 夜糞峰榛

夜糞峰榛

皆様、読めますでしょうか?
どこか当て字のようにも見えますよね。
本当にこんな木あるの?と思われる方もみえるとおもいますが、あります!

実はこの木はカバノキ科のミズメという木です。
ミズメ以外にもヨグソミネバリやアズサやミズメザクラとも呼ばれます。
そう、この漢字はヨグソミンバリと読むのです。
なぜこんなにいろいろな名称で呼ばれるのか今日はそれをそれぞれ調べてみました。

◆ヨグソミネバリ◆

この木の特徴は樹皮をめくるとサロメチールの臭いがすることです。
サロメチールの臭いって分かりますでしょうか?
一番近いのはシップの臭いです。
好きな方は好きな臭いだと思いますが、昔はその臭いから「ヨグソミネバリ」とつけられたといわれています。

シップ

◆アズサ◆

ミズメはしなりがよく古くから梓弓の材料として使われていたようです。
梓弓というのを私は知らなかったのですが・・・
どうやら、神社での神事に使用される弓のことのようです。

アズサ弓

◆ミズメザクラ◆

サクラとついているので、サクラに似ているということなのですが、実は木材としてミズメはサクラにとても良く似ています。
また、サクラというだけでネームブランドがあるため、業界では自然とそう呼ぶようになったのだと思います。
弊社でも特に女性に人気のある樹種です。

板のご紹介

板のご紹介

さて、板のご紹介です!!
なんといっても独特なこの耳がイチオシの一枚です。
杢もきれいに出ていますし、耳との色のコントラストも素敵です。ぜひ、カウンターにどうぞ!!
よろしければ、是非お問合せをお願いします!!

今日はこの木の紹介でした♪