【気になる質問】
Q:ヒノキの香りを持続させたいんですが・・・
この質問を頂いたのは、およそ2年前です。
お電話で「ヒノキのテーブルを購入したいと思っているのですが、香りは持続できますか?」
そんなお話だったのですが、結論から言うと、持続は難しく。
お客様もどうしてもというお話でしたので、その話は流れてしまいました。
今回はまた『クスノキの香りはどれぐらい続きますか?』
という質問を板蔵のお問い合わせから頂きましたので、
たまたま、2年前の事を思い出し、記事にしました。
では、なぜ香りが持続しないのでしょうか?
おそらく原因は2点だと思われます。
1.年数が立つ。
2.鼻がなれる。
1.年数が立つ。
木は削ったときが一番匂いがします。
ですので、新品や削りなおした後は香りを良く放ちます。
しかし、テーブルとして生活の中で使っていくと香りはすぐに消えてしまいます。
これは、食べ物の匂いや生活の匂いの中で使っているため、ごく自然なことです。
その状態のまま年数を重ねればさらに匂いはしなくなっていきます。
2.鼻がなれる。
同じ空間にいると始めは気になる匂いでも、1時間後には慣れてしまっていることはありませんか?
その状態と同じで、ずっと同じ空間にいれば鼻が慣れていってしまいます。
しかし、不思議なもので、お部屋に友達が遊びに着たりすると、お友達は「木の匂いがする」と気付いたり、雨が降る前後なんかには、匂いに気がつくことがあります。
匂いが強烈ではないため、鼻がなれてしまうのです。
それでもどうしても、香りを出したい!
という方はどうすればいいのでしょうか?
一番簡単な答えは・・・
定期的に板を削ることです。
一番初めにも言った通り、木は削ったときが一番匂いを放ちます。
大変手間ではありますが、どうしても!という方は板を削って下さい(笑)
また、もっと手っ取り早くというお話でしたら、
お部屋に「アロマ」なんかを炊いて頂いたほうがいいのかもしれまえん。
よろしければ参考にしてください。