こんにちは。
今日は「原板」の板を削ったらかなり綺麗に変身したので、その板をご紹介。
ですが、その前に…。
原板という状態についても説明したいと思います。
原板とは、丸太から製材したままの、引きっぱなしの状態のことを指しています。
一枚板は乾燥させないと使えないのでこの原板の状態から、最低でも2年以上乾燥させます。
この乾燥させている間に板は反ったりひねったり割れたりします。
そのため、この原板という状態のままでは正確なレベル出しはできていないかなり荒い状態となります。
ちなみに、サイト上では品番の横に現在の状態を掲載しています。
基本的には「原板」という記載が多いと思います。
また、写真は入荷当時に撮影したものなので、現状の状態と違うことが多いです。気になる板を問い合わせ頂ければまず現状写真をお送りしております。そこから購入について考えて頂くようにお願いをしておりますので、お気軽にお問い合わせください。
では、原板の状態から削ったらどれぐらい綺麗になるのか…。
その一例としてご紹介するのがこちら。
トチの一枚板です。
原板の状態で、長年置いてあったので表面はご覧の通り汚れています。
表面が黒くなっているところがあったり何かの跡がついていたりと、これが本当に綺麗になるのか…?と思いますよね。
しかし、削ればちゃんと綺麗になるのが一枚板の良いところ!
想像しにくいかと思いますが、削ったら下の様になります。
ご覧ください!
かなり綺麗になっていますよね!!
また、原板の状態でも杢があるのは分かっていましたが、削るとさらに杢がはっきりに見えてかなり綺麗です。
もう少しアップで見ると、このような感じです。
原板の状態では想像できないような細かい杢までしっかり見えます。
色も違って見えますよね。
これは削っただけなので、色が薄くなっているように見えると思います。ただ、ここから塗装をするのでまたは色は変わってきます。
このように生まれ変わったように綺麗になるので、原板の状態で「え?これ綺麗になるの?!」と驚かれることもあるかと思いますが安心してくださいね。
また、削っても取れないような欠点などはその際にお伝えしておりますが、削ってみないと分からないことも実はごく稀にあります。
同じものがない一枚板だからこそなのでその点はご理解頂けると嬉しいです。