木と同じと書いて「キリ」と読みます。
その漢字の通り、木と同じように扱われておりますが、キリは木ではないといわれております
では、なんなのか・・・
実は草の仲間といわれているのです。
とはいっても明確な木と草の違いはなく、木の仲間だといわれることもありますが
キリを切ると中心(隋)には穴が開いており、この特徴が草の仲間と同じなため
草の仲間だといわれております。(もちろん、諸説あります)
そんなキリは、昔から馴染み深い樹木です。
「女の子が生まれたら、庭にキリを植えろ」とは昔よく言ったものですが、
これは、キリの成長の速さと、キリで作ったタンスの性能のよさから言われ続けてきたものです。
では性能とはどんな性能なのか。
調べてみると大きく3つありました。調湿性能、防虫性能。そして、耐火性能です。
回りは燃えて炭となりますが、ある一定の時間でしたら、中まで燃えることはなく、
中の物が守られるそうです。もちろんこれは他の木と比べてということになります。
また、春になるとキリは綺麗な紫色の花を咲かせます。
そのキリの花は家紋として、過去には皇室や政府が紋章として利用してきました。
私も調べてみて気づいたのですが、よくみる「織田信長」像の両肩に描かれているのはキリの家紋です。
この家紋は五大紋の一つのようで、日本にある5000以上の家紋の中で多く使われているうちの一つに入っているようです。
ちなみに五大紋は「藤紋」「桐紋」「鷹の羽紋」「木瓜紋」「片喰紋」のようです。
さらにキリは日本で一番軽い木!!比重が0.29と世界でも二番目に軽い木とされています。
この比重というのは1.0が基準になっており、それを越えると水に沈むといわれております。
ちなみに日本で一番重いのはイスノキ。こちらの比重は0.90です。
板のご紹介
さて、板のご紹介です!!
お手ごろのサイズと価格でお求めやすい一枚です。
色は白っぽく経年変化で色が茶色に変わっていきます。
材は軟らかいのでエクストラハード塗装がオススメです。
よろしければ、是非お問合せをお願いします!!
今日はこの木の紹介でした♪