【気になる質問】
Q:イチョウの木材って臭いですか?
イチョウというと銀杏や黄葉のイメージが強いですよね。
特に秋に実をつける雌木は独特な臭いを放つので、大半の方は「イチョウは臭い」という印象を持たれると思います。
しかし、残念ながら(?)臭いはしません。
当然、材から同じ匂いがすることはありませんし、入荷当時少し臭いがするという話も聞いたことがありますが、乾燥して仕上げてしまえば臭いがすることはありません。
ついでに入荷当時に臭いがするというのは、実は一枚板ならどの板でも少なからずある話です。
では、イチョウが一番臭いがするかというと、そうではありません。
一番臭いがするのはおそらく「ゼブラウッド」です。
この木は完全に乾くまでかなりきつい匂いを放ちます。
この木に比べればイチョウなんてほぼ臭いがないようなものです。
またほかにも臭いがする樹種といえば「カキノキ」
こちらはいい臭いともされますが「クスノキ」「タイワンヒノキ」
などもはっきりと臭いがします。
しかし上げたどの樹種も乾燥し、仕上げてしまえば臭いはほとんどわからなくなります。
少し話はそれましたが、「あの臭いなら…」と懸念されなくても大丈夫です。
ただ、しいて言うのであれば木を削ってしまうと臭いが出る可能性があります。
新しい空気に触れたり削った粉末の臭いなのでしょうか。
私も詳しいことは分かりませんが、削れば臭いがすることは間違いありません。
一般的に仕上げたテーブルをご自身でさらに削ってもらうことはおそらくないと思うのですが、その際ゼブラウッドには十分お気をつけください。