こんにちは。
今日はポプラの瘤杢についてご紹介したいと思います。
ポプラといえば、皆さん思い浮かぶのは街路樹として植わっている木を思い浮かべるのでしょうか?
秋になれば目を引く黄色に色づき、とても綺麗ですよね。
さて、そんな綺麗なポプラですが、木材になるとまた一肌違います。
それは一体どういうことかというと、『杢』です。
ポプラは独特の『瘤杢』という杢が現れることがあります。
板にポコポコと丸い瘤のような杢が入っているのが分かるでしょうか。
これが瘤杢です。
アップするとこんな感じ。
ポプラはこのような独特な杢が出やすいのです。
しかし、この杢は人によって完全に好みが分かれ、百人百様といったところで、本当に人によって見方が違います。
初めて見た人は気持ち悪い!とおっしゃる方もみえますし、とても綺麗!と
まじまじ見る人もみえます。
街路樹に立っている立ち木のものと、また一味違った顔を持つポプラ。
面白いですよね!
瘤杢はほかにもニレやカリン、イチョウなどに現れることがあります。
瘤杢は材面だけでなく、耳も瘤のようにぼこぼことなるのが特徴です。
手をついたら痛いぐらいにはとがっています。
特にこの右の写真のカリンは全面杢で本当に瘤杢ないところがないぐらい一面に覆われているのですが、それを物語るように耳にも平坦なところがないぐらいぼこぼこと瘤が現れています。
瘤杢に限らず、『杢』はこの杢ならこの樹種が出やすいとというなんとなくの決まりみたいなものはありますが、必ず杢が出るということはありません。
ですので、杢が出るのは一枚板は大変貴重な一枚板なんです!