【気になる質問】
Q:同じ樹種でも木によって色が違うのですか?
新築にあわせてダイニングテーブルをご購入したいとご来店頂いたご夫婦の方からこの質問を頂きました。
お二人には、タモ、ケヤキ、ウォールナットの色や木目が全く異なる3種類で迷っておられ、お部屋の雰囲気も選ぶ板によって全く違うものになるため、しっかりと見比べながら商談をしておりました。
そんな中それぞれの板の特徴を営業マンがPRしていたのですが、ケヤキの一枚を見て、
営業マンが「このケヤキはどちらかというと少し色が薄いです」
なんて話をしました。
ここでこの質問を頂いたというわけです。
当然、
お客様「?」
となるわけですが…
たまたまその近くにあったケヤキ、3枚がぱっと見た感じで色の違いが分かる板だったのでご紹介。
それが下の3枚です。
左から順番に色が薄くなっているのがなんとなくわかるでしょうか?
これが色の違いです。
色の違いはその木が育った土壌条件や地域によって出てくるといわれています。
ただしっかりと境界があるようなものではないのですが、樹種によってはあの地域の木はこのあたりよりも色が濃いなどという話はよくある話です。
例えば、木曽地域のヒノキはほんのりピンク色がついた質がいい木が多い。
木曽桧のことですが、こんなようなことは樹種によって噂されています。
他にもこんなホオも見つけました。
なんとなく濃淡が分かるでしょうか。
左の方が薄く、右の方が濃い色をしています。
さて同じ樹種でも色の違いがあるという話なのですが、年数によっても変わってきます。
これは原板の状態で年数がたっていると色が変わってくるため本来の色味が分かりにくいということです。
施工例の写真などある程度分かりやすい物でご説明させて頂きますが、全ての樹種を削って加工しておいているわけではないため、お見せできない場合もございます。
特に原板倉庫は原板が基本ですので下のように黒く本来の色がなかなか想像がつきにくい板もあります。
もちろん削ったら綺麗になるのですが、一番の特徴は形やサイズにもこだわりがある方は原板から選んでいただいた方が幅広く選んでいただけるということです。
5年前のケヤキ
2年前のケヤキ
また、原板から見て選んで、手元に届くと生まれ変わったかのように綺麗になってかえってくるのでその分の感動もプラスで味わえます。(※完全に個人の見解です)
実物ではなく検索システムで色味の判断が難しい場合は、樹種一覧を参考にして頂くとおおよその感じをつかんで頂けるのではないかと思っております。
分からないことがあればお気軽にご連絡ください。