こんにちは。
今日は板蔵で「ひっそり」と売れている樹種をご紹介したいと思います。
毎年12月頃に人気樹種ランキングというものをブログにて公開しているのですが、実は上位に食い込んでいてもあえて入れていない樹種があるのです。
なぜあえて入れていないかというと、ネット掲載する前に売れてしまうからなのです。
また、施工例もなく、とあるお客様に限られているため「ひっそり」とランキングから外しておりました。
その樹種は…
「台湾桧」です。
台湾桧を皆さんはご存じでしょうか?
台湾桧が使われている一番有名な建物といえば、2019年10月31日に燃えてしまった「首里城」。
実は首里城は台湾桧で代々建てられています。
他にも日本の寺社仏閣の大きな鳥居や梁などに使われています。
ヒノキは日本と台湾の一部で生息する植物で、台湾桧はヒノキの変種とされています。
抗菌や殺菌性能があるヒノキチオールと呼ばれるものは、この台湾桧から初めて抽出されたため「ヒノキ」とつきました。
そのため、日本のヒノキよりも芳香し、その木材の前を通るだけでも漂ってくることもあります。
さて、台湾桧は現在伐採禁止とされている樹種の一つです。
そのため流通しているものしか基本的には出回っていません。
そんな貴重な台湾桧は実は日本にも存在しております。
日本がその昔森林を刈りつくしてしまい、木材に枯渇していた際、台湾から取り寄せヒノキの代用品として使われていた、その名残のようです。
この台湾桧を買うお客様は実は「台湾」の方。
日本で木といったら「ヒノキ」といった印象をおもちの方も多いとは思いますが、台湾では木といったら「台湾桧」という印象をもっている方が多いようで、伐採禁止になっていることもあり、レア度が高い高級な木材です。
そのため、樹種名で「タイヒ」と選択できるボタンはあっても、在庫としてヒットしてくる枚数が0枚なのです。
台湾桧の木材がどうしても欲しい!という方は
ぜひお問い合わせください♪