こんにちは。
今回ご紹介するのは、ケヤキの一枚板をご購入頂いたお客様の事例です。
一般的なダイニングテーブルサイズをご希望の方であれば流れを参考にして頂くいい事例だと思います。
きっかけは飛び込みでご来店
きっかけは飛び込みで原板倉庫へご来店頂いたことでした。
ご夫婦で新築に合わせて一枚板をということで、ご案内をさせて頂きました。
まだサイズのみしかしっかり決まってみえないようで、板の倉庫をご覧頂きながら、樹種の色や形など見て頂き、ご希望の板の聞き取りをさせて頂きました。
在庫で板はたくさんあるため、最後に板蔵の「検索システム」をご案内させてもらいました。
検索システムには全ての在庫が写真と詳細情報付きで掲載されております。
お客様ご自身でも簡単に探して頂くことが可能なのです。
そして、次の日。
さっそくお客様から検索システムをご活用頂き、問い合わせのメールを頂きました。
なんと、31枚も選んで頂き、その枚数にそれだけシステムを使って探して頂けたのかと驚きました。
掲載されている写真は入荷当時のもののため現状とどれぐらい変わっているのかを確認しないといけないので、担当営業マンと一緒に板の現状を確認しました。
数日後、板を準備し、2回目のご来店を頂けることとなりました。
全く違う3樹種で悩む
ご来店頂き、選んで頂いた板+αでこちらで選んだご希望に沿う板も見て頂きながら、最終的には3枚にまで絞りこまれました。
ウォールナット、タモ、ケヤキの全く色味も木目も違う3枚です。
一般的に多いのは樹種や色味は似たようなもので、価格や欠点の入り具合で違うものと迷うことはよくあることなのですが、今回のように全く違う3種類で悩むことは珍しく、どれを選んでも印象が異なりますし、3枚とも大きな欠点といえるようなところはなく基本的に綺麗な材だったため、一緒になって悩ましてもらいました。
その3枚がこちら。
ウォールナット
タモ
ケヤキ
少し幅が短く3枚の中では高いですが、ネームバリュもあり欠点のない綺麗なウォールナット
形も良く、木目もつまり、欠点なしの良い材で白木のタモ
右下に生き節がありますが、それ以外は欠点なしで価格的には3枚の内で少しお値打ちなケヤキ
どれも欠点がほぼない良い材です。
良い材のため甲乙つけがたく、一緒に悩みに悩みました。
その中でいくつか質問をもらったのでついでにご紹介
〇3樹種の中ではどの木が一番硬いの?
ケヤキ、タモ、ウォールナットの順番です。
ですがどれもテーブル向きで硬さは十分なので不便はないと思います。
〇お部屋に置いた印象は?
ウォールナットはどちらかというと洋風で、その逆ケヤキは和風な印象があります。
タモは白木なので、上に置く料理や物を綺麗に見せてくれますよ。
等々、できる限りで話をさせて頂き、最後の方は板蔵スタッフが実際に使っている板の実体験等の話を交えながら話をさせてもらいました。
結局その日に2時間ほど話し込みましたが決まらなかったため、板の写真を撮って持ち帰っていただきました。
決め手は無垢板らしさ?
後日メールで「ケヤキにします」とご連絡を頂きました。
2回目のご来店を頂いた際にケヤキをみて、奥様はこのぽこっとでている部分が一枚板らしくていい!と押されておりました。
無地で綺麗なのはもちろん一枚板では大変貴重なポイントですが、無垢だからこその節や変わった形などの特徴は見る人によって利点にも欠点にもなりうるのが一枚板の魅力です。
その後はメールのやり取りをさせて頂き、後日、板を納品。
施工例の写真はこちらです。
3樹種の中では間違いなくケヤキがぴったり当てはまっただろうと後から振り返ると思いますよね!
欠点なしで綺麗なケヤキですが、一枚板らしい愛嬌のあるテーブルとなりました。
後日感動的なお礼メールまでいただいてしまい、板蔵としてもうれしい限りです。