こんにちは。
今日は前回の「傷がつきにくい木」という話に続き「木の比重」についての紹介していきたいと思います。
比重、と言われてもなんのことか分かりませんよね。
比重でなにが判るのか。
それは、木の硬さや強度です。
テーブルの上で文字を書いたらテーブルがへこんでしまう。
ちょっと本を落としただけでへこんでしまった。
これでは、テーブルとして使うのにとても気を使いますよね。
やはりある程度の強度が必要となってきます。
その指標となるのが、「比重」なのです。
あくまでも指標の一つではありますが、単に柔らかいか硬いかだけを確かめたい場合は比重が分かれば問題はないと思います。
気乾比重(きかんひじゅう、英: relative density of dry wood, air-dried wood relative density)とは、
木材を乾燥させた時の重さと同じ体積の水の重さを比べた値である。
木材の硬さや強度を表す基準の一つで、数値が大きいほど重く、小さいほど軽い。
( 参照 :Wikipedia)
念のため、Wikipediaでも調べて見ました。
比重は数字で表され、その数字は大きければ重い、小さければ軽い。ということです。
では、実際に木材の比重を見て行きましょう。
まずは、人気樹種から・・・
トチ | 0.53 |
ウォールナット | 0.63 |
ケヤキ | 0.69 |
モンキーポッド | 0.56 |
タモ | 0.65 |
人気樹種はおおよそ0.53~0.69の間に入っていますよね。
当然このあたりの数字であれば問題なくテーブルとして使えるということです。
では、ここで気になる一番重い木
リグナムバイタ | 1.28 |
スネークウッド | 1.22 |
コクタン | 1.16 |
世界で一番重い木は「リグナムバイタ」
この木はもしかしたら、皆さんしっているかもしれませんが、
その次に書いてある”スネークウッド”はご存知ですか?
実は図鑑やネットで調べて見ると比重は少しばらつきがあるのですが、リグナムバイタよりもスネークウッドの方が比重が重いと記載してある場合もあります。
また、この比重というのは、もちろん木によって固体差がありますので、あくまでも目安です。
では、反対に軽い木です。
バルサ | 0.12 |
キリ | 0.29 |
スギ | 0.38 |
世界で一番軽い木は「バルサ」
そして日本で一番軽い木は「キリ」
木として名前が知られている「スギ」を並べてみました。
この当たりは天板として使うには木としての硬さが足りないので、前回紹介させてもらったように塗装で補う必要があります。
さて、今日は比重の話でしたが、ご理解頂けたでしょうか?
それでもよく分からなかったという方はお気軽にお問い合わせ下さい!